また下僕が馬鹿な事を言い出したわ。
「社長、ポリさんがお客さんが最近遊びに来ないので暇だと。なので宗教を立ち上げて信者を集めたいそうです。」
「いいか、ポリ。人の上に立つというのはそんなに楽な事じゃないぞ…」
人間のオスまで変なこと言い始めたわ。
「…まずは宝くじのひとつでも当ててだな…うんぬんかんぬん」
「社長、そればっかですね。」
「考えてみ。ポリが宝くじを当てたら幸運の猫として客が集まる。貢ぎ物も増える。遊んでもらえる。そういうことだ」
「すげー!いいことばっかりだ!ポリさんすごいっすよ!宝くじ当てましょう。」
丸め込まれてるんじゃないわよ!この下僕!
まったっくこの下僕はしょうがない馬鹿だわ。
トイレ掃除とご飯の用意と、おもちゃで遊ぶのとブラッシングぐらいしか能が無いわ。
仕方ないわね。
下僕の面倒はあたしがしてあげなくちゃね。
ふぅ。
「あっ、ポリさんが寒がってる。ベッドの位置ここでいいですかね。」
そこならいいんじゃない。寝てあげるわ。
前回の猫劇場はこちらよ↓
http://icraft.hamazo.tv/e7575511.html